東京高専 水戸研究室

タイ高専に赴任しました

研究室主催の水戸が、KOSEN KMUTT(タイ高専 モンクット王工科大学トンブリー校)に赴任しました。
2025年3月までの派遣予定です。

発展著しいタイですが、人件費の上昇に対して産業の高度化が滞っている、いわゆる「中所得国の罠」の状態にあります。
産業の高度化のためには、工学分野の高度な技術者を育成する必要があり、この手段として高専制度の導入が決定されました。

高専は日本独自の工学教育機関であり、高度で効果的な工学教育を、幅広い学生に提供していると国際的に高い評価を得ています。
そのため、タイのみならず多くの国から導入の打診があるのですが、まずは日本の産業界とも関わりの深いタイで、本格的な海外展開が始まりました。

水戸はここで、高専スタイルの授業を英語で行うことを通して、高専教育とスピリットの伝達を行います。
(海外からのリクエストを見ると、高専は教育システムだけでなく、そのスピリット(コンピテンシー)も重要だと考えてくれているようです。)

タイにとって、そして日本と高専にとって、このプロジェクトが良い結果を残せるように頑張ります。